不眠の子守唄

海外文学などの書評や洋楽のレビューを書いているブログ。

2022-01-29から1日間の記事一覧

安部公房『壁-S・カルマ氏の犯罪』あらすじ・感想ー「名前」を失った人間の話

安部公房は、日本で最もノーベル文学賞に近かった作家の一人であると言われる。 それは安部公房が海外で高く評価されていたからであるが、現代の私が読んでみても、安部公房の作品は「海外文学的」である。もちろん安部公房の作品が生まれた土壌には渺茫とし…