- 2020年4月21日
めちゃくちゃ面白いフランス文学の入門書!ー鹿島茂『悪女入門 ファム・ファタル恋愛論』書評・感想
フランス文学の一番楽しく読める入門書は?ーーと聞かれたら、この鹿島茂『悪女入門』(講談社現代新書)を薦める。 この『悪女入門』という本、その名の通り男を誘惑し破滅させる「悪女」(ファム・ファタル)にな […]
フランス文学の一番楽しく読める入門書は?ーーと聞かれたら、この鹿島茂『悪女入門』(講談社現代新書)を薦める。 この『悪女入門』という本、その名の通り男を誘惑し破滅させる「悪女」(ファム・ファタル)にな […]
私は大学院生である。それも、世にも珍しい文系大学院生である。 文系大学院生になってから、いつになったら定職に就けるのか不安で不安で仕方がない。ならば大学院など行かなければ良いではないかといわれそうだが […]
このブログのには展覧会の感想なども書きたいと思っていたのだが、新型コロナウイルスの影響で全く美術館に行けなくなってしまった。というわけで、美術館に行けずフラストレーションがたまっていると同時に、ブログ […]
荒木飛呂彦『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』を読んだ。著者はご存知の通り、「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である。 この本は、「ホラー映画の入門書」「おすすめのホラー映画の載ったハンドブック」としても面 […]
新書はよく読む方である。まず大きさがいい。本棚にすっぽり収まる。 というわけで新書はよく買うのだが、ここで新書の主要なレーベルの「デザイン」について独断と偏見で評論してみたいと思う。
昨年の新書の中で一番売れたという、「ケーキの切れない非行少年たち」。はじめて読んだのはずいぶん前だが、ここに感想を記す。
3月8日は「国際女性デー」である。 実はこの「国際女性デー」は、東欧の国々には交際「女性の権利向上のための記念日」以上の存在感を持っている。それは、1917年の国際女性デーにペトログラード(現サンクト […]
新書大賞2020も受賞した、大木毅「独ソ戦」(岩波新書)を読んだ。 なるほど新書大賞を受賞するだけのことはあり、面白かった。この本を読んで、考えたことについて記していきたい。
世界の神話は、不思議と似たような関係を持っているものがあるということは、よく知られた事実だろう。 古代メソポタミア時代に成立した人間最古の物語の一つ、ギルガメシュ叙事詩には「大洪水」が描かれており、こ […]
大木毅「『砂漠の狐』ロンメル」を読んだので、感想を記そうと思う。 結論から言えば、非常に面白い本であったと思っている。