- 2022年5月10日
- 2022年10月19日
映画『アネット』感想ー異端児スパークスによる異色のロック・ミュージカル
スパークスというアメリカのバンド(というかデュオ)がある。 スパークスは1960年代(!)から活動している、ロン・メイルとラッセル・メイルという兄弟によるデュオだが、二人とも健在でいまだに創作意欲は旺盛で、ここ最近日本でも話題にあがることが増えている。 2021年には彼らについてのドキュメンタリー映画『スパークス・ブラザーズ』が […]
スパークスというアメリカのバンド(というかデュオ)がある。 スパークスは1960年代(!)から活動している、ロン・メイルとラッセル・メイルという兄弟によるデュオだが、二人とも健在でいまだに創作意欲は旺盛で、ここ最近日本でも話題にあがることが増えている。 2021年には彼らについてのドキュメンタリー映画『スパークス・ブラザーズ』が […]
タイトルの通り、ゲイ(またはバイセクシャル)であることを公言しているか、死後明らかになっている男性ミュージシャンについてのまとめです。 私は同性愛者ではないので、マジョリティである非同性愛者がこうしたことを書くのは、いわゆる文化の盗用(カルチュラル・アプロプリエーション)の謗りを受けるかもしれません。しかし、ゲイやバイセクシャル […]
「好きなバンド」を聞かれたときに、公言しても何も問題ないバンドと、やや公言するのが憚られるバンドがある。 イギリスのロックが好きだと言った場合、たとえばビートルズは好きだと公言するのに何も問題はない。聞いた人に「何そのバンド?」と思われる恐れもないし、「あんなバンドが好きなのか」と軽蔑される心配もない。 一方で、たとえばThe […]
以前、オアシス(Oasis)のアルバムランキングを書いたが、1990年代のイギリスで「ブリットポップ」と呼ばれる音楽シーンをオアシスとともに牽引したバンドが、ブラー(Blur)である。 地方の労働者階級出身のオアシスに対し、ロンドンの中産階級出身のブラーはことあるごとに対比されてきた。荒々しさのあるオアシスに対し、ブラーは洒落を […]
「レディオヘッドの良さがわからない」という人、あなたは正常である。 でも、私はレディオヘッドが好きだ。 とはいえ、私も最初からレディオヘッドが好きだったわけではない。私も昔は、到底ポップとは言えないレディオヘッドの曲をありがたがる人の気持ちが理解できなかった。 だが、人生の中で明るい音楽を精神的に受け付けなくなったころがあり、そ […]
ABBA(アバ)が再結成するらしいと聞いたのは、もう3年前のことか。いったいいつになったら新曲がリリースされるのかと思っていたが、先日ついに配信された。新作を聞いたところ、めちゃくちゃABBAでびっくりしてしまった。 もちろん私の年齢ではアバの活躍はリアルタイムでは知らないのだが、両親が車の中でかけていたり、英語の勉強がてら聞い […]
タイトルの通り、ビートルズの名曲を独断と偏見で紹介する。 ビートルズをあまり聴いたことがない方には、このランキングを見て「こんな曲もあるのか」と思っていただきたいし、ビートルズのファンには、このランキングを見て「こいつとは感性が合うな」と思ったり、あるいは「この選曲は理解できないな」などと自由に感じていただければ幸いである。 な […]
忙しくても楽しめるのは、書籍と違う音楽の良さである。最近は何か用事をしながら音楽を聴くのを楽しみにしている。 保守主義者?(懐古主義者?)なので最近はThe Beatlesばかり聴いていたのだが、今まであまり好きでなかった『Let It Be』(曲じゃなくてアルバムの方)が、意外といいアルバムなのではないかと思うようになってきた […]
そろそろデヴィッド・ボウイが死去して5年経つ。 私より若い世代になると、デヴィッド・ボウイを聴く人はだいぶ少なくなるんだろうなと思う。そもそも私の周囲にもデヴィッド・ボウイを聴く人は残念ながらほとんどいない。 でも、私はデヴィッド・ボウイのアルバムが好きだし、今後聞かれなくなってしまうのは寂しい。 だから、この記事で、デヴィ […]
1990年代のイギリスは、「イギリス的」な音楽が盛んになった時代で、オアシス、ブラーに代表される数々のバンドが興隆した。この一大ムーブメントは「ブリットポップ」と呼ばれるが、私はこの時期の音楽を愛している。 というわけで、今回はブリットポップの個人的な名盤20選を紹介したい。 アルバムに収録されているおすすめの名曲も、1曲ずつ紹 […]