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「海外文学」の検索結果52件

  • 2021年2月21日
  • 2025年8月4日

文庫1冊以内! 初心者におすすめの海外文学10選【地域別】

海外文学の名作といわれる作品には、長くて読み始めるのに勇気がいる作品が多い。でも、読んでみると日本の小説と違った面白さがある。 今回は、文庫本一冊で読める、はじめて海外文学を読むという方にも遠慮なくお薦めできる海外文学を紹介したい。 以前より、このブログの「海外文学ランキングベスト100」の記事でも […]

  • 2021年2月14日
  • 2022年10月18日

クッツェー『マイケル・K』あらすじ・感想ー人はどう生きるか?

ひさびさにノーベル文学賞作家の作品を紹介したい。 今回紹介するのは、南アフリカの作家J.M.クッツェーの『マイケル・K』だ。 内戦下の南アフリカを舞台にした小説で、やはり日本の小説にはない魅力がある。 『マイケル・K』あらすじ 『マイケル・K』感想・考察 内戦下の南アフリカ マイケルは現代の伯夷・叔 […]

  • 2021年1月25日
  • 2022年9月14日

ユリシーズの前にージョイス『若い藝術家の肖像』【あらすじ・感想】

ジェイムズ・ジョイスの『若い藝術家の肖像』を読んだ。 最初に正直に感想を書くと、かなり難解であった。もちろん難解さを承知で読む人がほとんどだろうが、海外文学への入門として読むことはあまりおすすめしない。 とはいっても、ジェイムズ・ジョイスの入門としては、ジョイスの代表作である『ユリシーズ』よりも、こ […]

  • 2021年1月23日
  • 2022年10月18日

スタンダール『恋愛論』考察・解説ー恋はどうやって生まれるのか?

恋が始まるには、ほんの少しの希望があれば十分です。 ――スタンダール という引用から始まるマンガ作品があるが、さらに言えばこの言葉はスタンダールの『恋愛論』第三章冒頭からの引用である。 『恋愛論』という本は、恋愛について論じた本としては古典中の古典である。実際読んでみると、共感できる点も多く、自分の […]

  • 2020年10月25日
  • 2022年9月14日

とてつもない難解さゆえの中毒性―フォークナー『響きと怒り』あらすじ・感想

読んでいて、あまりに理解が追い付かなくて笑ってしまった小説がある。 「こんなのわからねーよ!」と、読んでいながらツッコんでしまうのである。 その作品こそ、ノーベル文学賞作家ウィリアム・フォークナーの代表作『響きと怒り』である。だが、もちろん本当に「意味不明」な作品ではない。最初に「意味不明」だと思っ […]

  • 2020年10月24日
  • 2023年4月8日

絶対に手に入れられない虚しさ―トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』あらすじ・考察

トルーマン・カポーティの『冷血』を読んだらめちゃくちゃ面白かったので、カポーティの代表作『ティファニーで朝食を』を読み返してみた。 (『冷血』についてはこちらの記事で書いた) 『ティファニーで朝食を』は、映画だとどのような評価になるのかはわからないが、原作は個人的には読んでいてめちゃくちゃ虚しくなる […]

  • 2020年10月22日
  • 2023年4月8日

第二次世界大戦×SFの名作―『スローターハウス5』感想・考察

こういうと語弊を招くかもしれないが、私は戦争文学が好きである。 戦争は絶対に繰り返してはいけないと思っているし、体験したくもない。 しかし、だからこそ戦争に巻き込まれた人々の記憶は継承されるべきであると考えているし、文学作品に描かれた戦争に巻き込まれた人々の心理状態などには興味があるのだ。 従軍体験 […]

  • 2020年10月14日
  • 2022年9月14日

つまらないのに、印象に残る不思議な作品―フランツ・カフカ『城』あらすじ・感想

海外文学の名作と言われるものは、確かに難解なものは多いけれど、たいていどこか興奮できるような箇所があるものである。 でも、率直に「つまらない」と思った作品もあった。 私の中でのその代表が、フランツ・カフカの『城』である。 この作品を読んでいる時は平坦で、つまらなかった。——でも、逆にものすごく印象に […]

  • 2020年10月4日
  • 2025年6月3日

ミラン・クンデラはデビュー作の『冗談』がおすすめな理由【あらすじ・感想】

ミラン・クンデラが2020年のフランツ・カフカ賞を受賞したらしい。フランツ・カフカ賞というのは、2006年に村上春樹が受賞したことで日本でもよく知られるようになった、チェコの文学賞である。 クンデラといえば、『存在の耐えられない軽さ』があまりに有名だが、これ以外にも名作が多い。とくにクンデラの出世作 […]

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このブログは管理人が実際に読んだ本や聴いた音楽、見た映像作品について書いています。AI全盛の時代ですが、生身の感想をお届けできればと思っています。