- 2020年3月27日
- 2025年2月15日
《祝・文庫化》ガルシア・マルケス『百年の孤独』で海外文学の陶酔に浸る【概要・感想】
ガブリエル・ガルシア・マルケス「百年の孤独」という作品がある。同名の酒の元ネタである(多分)。 この作品は、「20世紀の傑作」ランキングなどでたいてい上位にランクインする作品(特にこのランキングでは第一位にランキングしている)であり、その価値は広く認められている。私自身もこの作品は非常に好きである。 […]
ガブリエル・ガルシア・マルケス「百年の孤独」という作品がある。同名の酒の元ネタである(多分)。 この作品は、「20世紀の傑作」ランキングなどでたいてい上位にランクインする作品(特にこのランキングでは第一位にランキングしている)であり、その価値は広く認められている。私自身もこの作品は非常に好きである。 […]
新書はよく読む方である。まず大きさがいい。本棚にすっぽり収まる。 というわけで新書はよく買うのだが、ここで新書の主要なレーベルの「デザイン」について独断と偏見で評論してみたいと思う。 岩波新書 まずは、新書の祖、岩波新書から。 (この記事では五十音順で最初になっただけだが) 内容 […]
昨年の新書の中で一番売れたという、「ケーキの切れない非行少年たち」。はじめて読んだのはずいぶん前だが、ここに感想を記す。 なぜベストセラーとなったか この本が売れた理由の第一は、そのセンセーショナルな題と表紙だと思う。 「ケーキの切れない非行少年たち」という題には、私も惹かれた。 […]
3月8日は「国際女性デー」である。 実はこの「国際女性デー」は、東欧の国々には交際「女性の権利向上のための記念日」以上の存在感を持っている。それは、1917年の国際女性デーにペトログラード(現サンクトペテルブルク)で起きたデモがきっかけとなり、「二月革命」としてロシア帝国・ロマノフ朝が倒されたからで […]
カート・ヴォネガット「猫のゆりかご」について感想を記す。 この「猫のゆりかご」を一読した当初は、正直なところあまりよくわからなかったと記憶している。だが、先日「タイタンの妖女」の感想を記したのをきっかけに再読し、この作品についてもだんだん理解が及んできたような気がしてきたので、ここに記事を書くことに […]
カート・ヴォネガット「タイタンの妖女」といえば、アメリカのSFの最高傑作のひとつともされる作品である。爆笑問題・太田光の最も愛する作品の一つとしても知られている。 1959年の作品ということもあって、古さを感じる場面は多くある。しかし、今でもSFの古典として輝きを放っていることに疑いの余地はない。今 […]
『タイタンの妖女』の感想を書いたのだが、あらすじが長くなりすぎたのでここで別の投稿として紹介することにした。 「タイタンの妖女」あらすじ 主人公は、マラカイ・コンスタントというアメリカ一の大富豪である。彼は、父の代から続く幸運によって、わずか二代で莫大な富を獲得した人物であった。 彼は、とあるウィン […]
世界の神話は、不思議と似たような関係を持っているものがあるということは、よく知られた事実だろう。 古代メソポタミア時代に成立した人間最古の物語の一つ、ギルガメシュ叙事詩には「大洪水」が描かれており、これの話は、旧約聖書「創世記」中の「ノアの箱舟」の洪水神話との関連が指摘されているのは有名である。 し […]
新型コロナウイルスの蔓延がいよいよ看過できない問題となってきた。 休日も家に籠もることを余儀なくされている人は多々いるだろう。 しかし、暇を持て余すからといって、悲観することではない。いまどきAmazon Prime Videoとか、Netflixとか、暇つぶしのためのインターネットコンテンツはいく […]
東京近辺に住んでいるなら、区立図書館は気軽に本やCDを借りることのできるサービスとして活用したい公共サービスである。 しかし、どの区立図書館のサービスが充実しているのだろうか。 それを知るためには、東京都立図書館が行っている調査が有益である。 以下、上のリンク先にある平成31年度の調査結果を出典とし […]