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歴史

  • 2025年7月31日
  • 2025年7月31日

《戦後80年》いま読みたい日本の戦争文学10選【戦争経験者が遺した、読み継ぐべき作品】

2025年という、戦後80年という節目の年を迎えた。私は戦時下の記憶を持つ祖父母に接して育ち(祖父母も当時はほんの子どもだったのだが)、戦時下の体験というものを、ある程度身近に感じて育ってきた。しかし、私より下の世代にとって、戦争はもっと遠い存在なのだと思う。 思えば私が子どもの頃は、(ほぼ会話を交 […]

  • 2025年7月20日
  • 2025年7月26日

オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』をいま読むべき理由ーポピュリズムの時代への警鐘【書評・感想】

いま私たちは、SNSのアルゴリズムが世論を動かし、選挙がゲームと化した時代を生きている。 「民主主義は最悪の政治形態である、ただしこれまでに試みられてきた他の全ての政治形態を除いては(It has been said that democracy is the worst form of gover […]

  • 2025年6月22日
  • 2025年8月11日

なぜ『三国志演義』は史上最高の歴史小説なのか《面白い理由》

私は歴史好きではあるのだが、正直なところ歴史小説はあまり読まないほうかもしれない。 なぜ私があまり歴史小説を読まないのかを考えると、一度『三国志演義』を読んでしまったからではないかという気がする。 『三国志演義』は、言わずと知れたコーエーの『三国志』『三国無双』といったゲームや、横山光輝の漫画の原典 […]

  • 2021年11月12日
  • 2022年10月19日

『燃えよ剣』の土方歳三像の考察【司馬遼太郎の原作小説&原田眞人監督の映画との違い】

司馬遼太郎の小説を原田眞人監督が映画化した映画『燃えよ剣』を観た。その後司馬遼太郎の原作『燃えよ剣』も読んだ。 まず、映画を観た感想としては、殺陣が見事である。 主演の岡田准一のアクションへのこだわりと、原田監督の「時代劇という伝統を絶やさない」という矜持を感じる。非常に見ごたえがある映画であった。 […]

  • 2021年10月20日
  • 2022年10月19日

学習まんが『日本史探偵コナン』評価・レビュー【小学校低学年にはおすすめ!】

◆この記事は◆   『日本史探偵コナン』(小学館)を読んだので、その評価について書きます! 小学生の親戚にプレゼントする本を考えていた時に、小学館から『日本史探偵コナン』という学習漫画が出ていることを知りました。 私自身、小学生時代に学習漫画はよく読んでおり(ちなみに大学受験の時にも読んでいました) […]

  • 2020年10月18日
  • 2023年4月9日

岩明均『雪の峠・剣の舞』こそ、戦国マニアの選ぶ最高の歴史マンガである

私はいわゆる戦国マニアなのだが、戦国マニアとして一番推したいマンガが、岩明均の『雪の峠・剣の舞』である。 岩明均というと一番の代表作は『寄生獣』だが、『ヒストリエ』などの作品に見られるように歴史への造詣が非常に高い。 (寄生獣にも「ギョエ~~~~ッ 塚原卜伝」とかいう、戦国時代が好きじゃないと意味不 […]

  • 2020年9月10日
  • 2023年4月21日

アケメネス朝・ササン朝のリアルを知れる一冊―青木健『ペルシア帝国』書評・感想

最近読んだ新書の中で面白かったのが、青木健氏による講談社現代新書の『ペルシア帝国』である。 軽妙にして深遠、今年の世界史ジャンルの新書では今のところ一番面白いかもしれない。ということで、今回はこの本について紹介をしたい。 本書が描く対象 アケメネス朝ペルシア サーサーン朝ペルシア 古代ペルシアのロマ […]

  • 2020年5月10日
  • 2025年8月3日

レトロなターン制PCゲームのすすめ 「信長の野望・烈風伝」

ゴールデンウィーク中、部屋の片づけをしていたら棚の奥に眠っていた信長の野望シリーズを掘り出してしまった。そこで、一番好きだった往年の名作「烈風伝」をWindows10でプレイできるのか確認してみたら、BGMがループしないという不具合以外は普通にプレイできるではないか。 というわけでゲームを始めてしま […]

  • 2020年4月27日

「宦官のつくり方」ー三田村泰助『宦官』【書評・感想】

家の本棚にある中公新書のバックナンバーを見ていたら、異様に番号が若い本がいくつかあった。 その一つが、この三田村泰助『宦官―側近政治の構造』ーー通し番号で7冊目の中公新書ーーである。(もう一つは宮崎市定『科挙―中国の試験地獄』(中公新書15)だった)   確かに古い本ではあるのだが、現代においてもこ […]

  • 2020年4月21日

ブタ・牛・昆虫… 動物たちを「裁判」にかけて処刑した文化の謎を解く!?ー池上俊一『動物裁判』書評・感想

最近、各書店の新書売り上げランキングなどで、池上俊一『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス』(講談社現代新書)という本が上位にランクインしていることが多い。 この本は30年も前の本なのであるが、どうやら、ラジオ番組をきっかけにある書店が売り出したら爆発的に売れ出したらしい(ソースは講談社現代新書のサイ […]

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このブログは管理人が実際に読んだ本や聴いた音楽、見た映像作品について書いています。AI全盛の時代ですが、生身の感想をお届けできればと思っています。