- 2020年2月28日
エルヴィン・ロンメルとは何者か?立身から死まで描いた伝記ー大木毅『「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨』書評・感想
大木毅「『砂漠の狐』ロンメル」を読んだので、感想を記そうと思う。 結論から言えば、非常に面白い本であったと思っている。
大木毅「『砂漠の狐』ロンメル」を読んだので、感想を記そうと思う。 結論から言えば、非常に面白い本であったと思っている。
東京近辺に住んでいるなら、区立図書館は気軽に本やCDを借りることのできるサービスとして活用したい公共サービスである。 しかし、どの区立図書館のサービスが充実しているのだろうか。 それを知るためには、東京都立図書館が行っている調査が有益である。 以下、上のリンク先にある平成31年度の調査結果を出典として、区立図書館の […]
私事だが、戦国武将の逸話集を読むのを、一時期ライフワークにしていたことがある。いわゆる「戦国マニア」というより「戦国武将マニア」である。 一般的なムック本で戦国武将に関する知識はいくらでも手に入れることができるが、情報の正確性などに不安がある本は多い。 そこで、より多くの・かつ正確な逸話を知りたいと思いはじめた「戦 […]
「予告された殺人の記録」は、1982年のノーベル文学賞受賞作家、ガルシア・マルケスの中編である。ガルシア・マルケスといえば『百年の孤独』の存在感が強すぎるが、この作品は作者自身が最高傑作と述べているほど、緻密に組まれた名作である。今回は、この作品について紹介したい。
三田一郎『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』(講談社ブルーバックス)を読んだので感想を記す。
漢文が嫌いな人は多いらしい。きっと中学・高校の漢文の授業がつまらなかった、という人が多いのだろう。 だが、中国の古典にはものすごく面白いものも多いと私は思っている。 その最たる例が、この「聊斎志異」である。今回は、もし読者の方が漢文にネガティヴな印象を持っているならばそれを払拭し、「面白い漢文」としてこの稀代の短編 […]
小林道彦『近代日本と軍部 1868-1945』という本が発刊された。さっそく読んだので、感想を記そうと思う。 近代日本と軍部 1868-1945 (講談社現代新書) 作者:小林 道彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2020/02/13 メディア: 新書
オスカー・ワイルドという人物は、なぜだかサブカルチャーの世界で何か熱狂的な支持を集めている人物である。その魅力を知るために一冊を選ぶとしたら、私はこの「サロメ」を選ぶ。というのも、この作品こそが短いながら耽美的なワイルドの世界をよくあらわしているからだ。
「僕のヒーローアカデミア」(「ヒロアカ」)が最近(2020年2月)炎上し、週刊少年ジャンプ編集部が謝罪文を出すまでになった。さまざまな流言が流布しているが、文学好きとして思い出すのは遠藤周作「海と毒薬」だろう。作者遠藤周作は、この作品を通じて何を伝えたかったのか考えていきたい。
Kindle nlimitedというサービスは、月額980円(記事執筆時点)で、いろいろなジャンルの本が読めるサービスである。 それゆえ、いろいろな使い方があるが、私は「レシピ」を見ることこそ、このサービスの一つの使いこなし方だと思っている。実際にどのような使い方ができるのか紹介したい。