- 2020年2月25日
【中上級者向け】戦国武将の逸話集を読むにはー逸話集まとめー
私事だが、戦国武将の逸話集を読むのを、一時期ライフワークにしていたことがある。いわゆる「戦国マニア」というより「戦国武将マニア」である。 一般的なムック本で戦国武将に関する知識はいくらでも手に入れることができるが、情報の正確性などに不安がある本は多い。 そこで、より多くの・かつ正確な逸話を知りたいと思いはじめた「戦 […]
私事だが、戦国武将の逸話集を読むのを、一時期ライフワークにしていたことがある。いわゆる「戦国マニア」というより「戦国武将マニア」である。 一般的なムック本で戦国武将に関する知識はいくらでも手に入れることができるが、情報の正確性などに不安がある本は多い。 そこで、より多くの・かつ正確な逸話を知りたいと思いはじめた「戦 […]
「予告された殺人の記録」は、1982年のノーベル文学賞受賞作家、ガルシア・マルケスの中編である。ガルシア・マルケスといえば『百年の孤独』の存在感が強すぎるが、この作品は作者自身が最高傑作と述べているほど、緻密に組まれた名作である。今回は、この作品について紹介したい。
映画「パラサイト」を今更ながら見た。伏線回収が巧みで、なおかつ展開の読めない点。韓国映画ならではの舞台設定など、つくりのうまさに感嘆した映画であった。 この映画について通り一遍の考察はすでにしつくされているだろうから、自分なりに何を考えたかを記そうと思う。(ネタバレあります)
三田一郎『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』(講談社ブルーバックス)を読んだので感想を記す。
漢文が嫌いな人は多いらしい。きっと中学・高校の漢文の授業がつまらなかった、という人が多いのだろう。 だが、中国の古典にはものすごく面白いものも多いと私は思っている。 その最たる例が、この「聊斎志異」である。今回は、もし読者の方が漢文にネガティヴな印象を持っているならばそれを払拭し、「面白い漢文」としてこの稀代の短編 […]
小林道彦『近代日本と軍部 1868-1945』という本が発刊された。さっそく読んだので、感想を記そうと思う。 近代日本と軍部 1868-1945 (講談社現代新書) 作者:小林 道彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2020/02/13 メディア: 新書
今日はバレンタインデー。バレンタインデーの曲と言えば、邦楽ではいろいろあるが、洋楽ではそれほどモチーフにされている印象はない。 ひとつ、デヴィッド・ボウイの「Valentine's Day」という曲を思い出した。だが、この曲バレンタインデーの悲しい血塗られた歴史を書いた、いわくつきの「怖い」曲なのである...
オスカー・ワイルドという人物は、なぜだかサブカルチャーの世界で何か熱狂的な支持を集めている人物である。その魅力を知るために一冊を選ぶとしたら、私はこの「サロメ」を選ぶ。というのも、この作品こそが短いながら耽美的なワイルドの世界をよくあらわしているからだ。
「僕のヒーローアカデミア」(「ヒロアカ」)が最近(2020年2月)炎上し、週刊少年ジャンプ編集部が謝罪文を出すまでになった。さまざまな流言が流布しているが、文学好きとして思い出すのは遠藤周作「海と毒薬」だろう。作者遠藤周作は、この作品を通じて何を伝えたかったのか考えていきたい。
Kindle nlimitedというサービスは、月額980円(記事執筆時点)で、いろいろなジャンルの本が読めるサービスである。 それゆえ、いろいろな使い方があるが、私は「レシピ」を見ることこそ、このサービスの一つの使いこなし方だと思っている。実際にどのような使い方ができるのか紹介したい。