- 2020年2月25日
- 2025年8月3日
【中上級者向け】戦国武将の逸話集を読むには《常山紀談、名将言行録、明良洪範…》
私事だが、戦国武将の逸話集を読むのを、一時期ライフワークにしていたことがある。いわゆる「戦国マニア」というより「戦国武将マニア」である。 一般的なムック本で戦国武将に関する知識はいくらでも手に入れることができるが、情報の正確性などに不安がある本は多い。 そこで、より多くの・かつ正確な逸話を知りたいと […]
私事だが、戦国武将の逸話集を読むのを、一時期ライフワークにしていたことがある。いわゆる「戦国マニア」というより「戦国武将マニア」である。 一般的なムック本で戦国武将に関する知識はいくらでも手に入れることができるが、情報の正確性などに不安がある本は多い。 そこで、より多くの・かつ正確な逸話を知りたいと […]
「予告された殺人の記録」は、1982年のノーベル文学賞受賞作家、ガルシア・マルケスの中編である。ガルシア・マルケスといえば『百年の孤独』の存在感が強すぎるが、この作品は作者自身が最高傑作と述べているほど、緻密に組まれた名作である。今回は、この作品について紹介したい。 また、この作品は非常に緻密である […]
アメリカでの宗教右派は進化論を否定していたり、宗教と科学はしばしば対立する。とはいえ、わざわざ言う必要もないだろうが、科学者の中には、たとえば敬虔なクリスチャンがいたり、宗教と科学は完全に対立しているわけではない。 「科学」と「宗教・神」は両立しうるのか?ーーそれをテーマにした新書がある。 三田一郎 […]
漢文が嫌いな人は多いらしい。きっと中学・高校の漢文の授業がつまらなかった、という人が多いのだろう。 だが、中国の古典にはものすごく面白いものも多いと私は思っている。 その最たる例が、この「聊斎志異」である。今回は、もし読者の方が漢文にネガティヴな印象を持っているならばそれを払拭し、「面白い漢文」とし […]
今日はバレンタインデー。バレンタインデーの曲と言えば、邦楽ではいろいろあるが、洋楽ではそれほどモチーフにされている印象はない。ひとつ、デヴィッド・ボウイの「Valentine's Day」という曲を思い出した。だが、この曲バレンタインデーの悲しい血塗られた歴史を書いた、いわくつきの「怖い」曲なのである...
オスカー・ワイルドという人物は、なぜだかサブカルチャーの世界で何か熱狂的な支持を集めている人物である。その魅力を知るために一冊を選ぶとしたら、私はこの「サロメ」を選ぶ。というのも、この作品こそが短いながら耽美的なワイルドの世界をよくあらわしているからだ。
「僕のヒーローアカデミア」(「ヒロアカ」)が最近(2020年2月)炎上し、週刊少年ジャンプ編集部が謝罪文を出すまでになった。さまざまな流言が流布しているが、文学好きとして思い出すのは遠藤周作「海と毒薬」だろう。作者遠藤周作は、この作品を通じて何を伝えたかったのか考えていきたい。
Kindle nlimitedというサービスは、月額980円(記事執筆時点)で、いろいろなジャンルの本が読めるサービスである。それゆえ、いろいろな使い方があるが、私は「レシピ」を見ることこそ、このサービスの一つの使いこなし方だと思っている。実際にどのような使い方ができるのか紹介したい。
江口寿史先生による『ストップ!! ひばりくん!』というマンガは、伝説的な最終回で終わったマンガである。 最終話で大河激二郎という新キャラクターが登場し、その人物が涙を流しながら 「少年漫画は死んだッ・・・」 という台詞を残したところで、連載は終了となる。 簡単に言うと、江口先生の遅筆に業を煮やした編 […]
すべての読書人には、何かしらの読書の方向性を持っているだろう。 この方向性は十人十色である。 全く他人に強制する気はないし、理解されなくても良いが、私は基本的に「古典」と呼ばれる本に価値を見出し、そのような本をできる限り多く読むことを目標としている。 このような読書を私が行うのは、ひとえに「古典」こ […]