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教養・新書・評論

  • 2020年4月21日

めちゃくちゃ面白いフランス文学の入門書!ー鹿島茂『悪女入門 ファム・ファタル恋愛論』書評・感想

フランス文学の一番楽しく読める入門書は?ーーと聞かれたら、この鹿島茂『悪女入門』(講談社現代新書)を薦める。 この『悪女入門』という本、その名の通り男を誘惑し破滅させる「悪女」(ファム・ファタル)になるためのハウツー本なのであるが、そのテキストはフランス文学なのである。 フランス文学に登場する代表的 […]

  • 2020年4月10日

前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』感想・書評ー「バッタ研究者」奮闘の裏の悲壮な現実

私は大学院生である。それも、世にも珍しい文系大学院生である。 文系大学院生になってから、いつになったら定職に就けるのか不安で不安で仕方がない。ならば大学院など行かなければ良いではないかといわれそうだが、そういわれるとしんどい。 大学院生は大半が研究者(研究職、大学教授など)を目指すわけだが、その競争 […]

  • 2020年4月8日
  • 2023年12月3日

子どもを美術館に連れていけない時に、お薦めの名画集ー「おはなし名画シリーズ」で自宅で美術体験ー

このブログのには展覧会の感想なども書きたいと思っていたのだが、新型コロナウイルスの影響で全く美術館に行けなくなってしまった。というわけで、美術館に行けずフラストレーションがたまっていると同時に、ブログに展覧会の記事を書けないもどかしさもある。 そこで、今回は私がかつてよく読み、美術に関心を持つように […]

  • 2020年4月6日

荒木飛呂彦『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』が面白いージョジョの作者はホラー映画に「癒される」?!

荒木飛呂彦『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』を読んだ。著者はご存知の通り、「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である。 この本は、「ホラー映画の入門書」「おすすめのホラー映画の載ったハンドブック」としても面白いし、また、荒木飛呂彦先生がどのような作品からインスピレーションを得ているのかという点でも非常に興 […]

  • 2020年3月23日
  • 2025年8月16日

【新書ファンが徹底評価】「新書デザイン考」ーレーベルごとの装丁まとめと個人的ランキングー

新書はよく読む方である。まず大きさがいい。本棚にすっぽり収まる。 というわけで新書はよく買うのだが、ここで新書の主要なレーベルの「デザイン」について独断と偏見で評論してみたいと思う。 岩波新書 まずは、新書の祖、岩波新書から。 (この記事では五十音順で最初になっただけだが) 内容 […]

  • 2020年3月23日
  • 2025年8月3日

勉強が苦手な子を非行少年にしないためにできることー宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』レビュー・感想

昨年の新書の中で一番売れたという、「ケーキの切れない非行少年たち」。はじめて読んだのはずいぶん前だが、ここに感想を記す。 なぜベストセラーとなったか この本が売れた理由の第一は、そのセンセーショナルな題と表紙だと思う。 「ケーキの切れない非行少年たち」という題には、私も惹かれた。 […]

  • 2020年3月8日

二月革命から十月革命 ロシア革命を学ぶならこの一冊ー池田嘉郎『ロシア革命 破局の8か月』書評・感想

3月8日は「国際女性デー」である。 実はこの「国際女性デー」は、東欧の国々には交際「女性の権利向上のための記念日」以上の存在感を持っている。それは、1917年の国際女性デーにペトログラード(現サンクトペテルブルク)で起きたデモがきっかけとなり、「二月革命」としてロシア帝国・ロマノフ朝が倒されたからで […]

  • 2020年2月29日
  • 2025年8月16日

人類の神話はどう分岐した?比較神話学の入門書-後藤明『世界神話学入門』書評・感想

世界の神話は、不思議と似たような関係を持っているものがあるということは、よく知られた事実だろう。 古代メソポタミア時代に成立した人間最古の物語の一つ、ギルガメシュ叙事詩には「大洪水」が描かれており、これの話は、旧約聖書「創世記」中の「ノアの箱舟」の洪水神話との関連が指摘されているのは有名である。 し […]

  • 2020年2月16日
  • 2025年3月16日

「科学」と「宗教・神」は両立しうるのか?科学者が出した答え 三田一郎『科学者はなぜ神を信じるのか』書評・感想

アメリカでの宗教右派は進化論を否定していたり、宗教と科学はしばしば対立する。とはいえ、わざわざ言う必要もないだろうが、科学者の中には、たとえば敬虔なクリスチャンがいたり、宗教と科学は完全に対立しているわけではない。 「科学」と「宗教・神」は両立しうるのか?ーーそれをテーマにした新書がある。 三田一郎 […]

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このブログは管理人が実際に読んだ本や聴いた音楽、見た映像作品について書いています。AI全盛の時代ですが、生身の感想をお届けできればと思っています。