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アフリカ文学

  • 2022年5月18日
  • 2022年10月19日

アチェベ『崩れゆく絆』が絶対に読んでほしい海外文学である理由【あらすじ・感想】

海外文学や古典的作品の醍醐味は、その物語の舞台が私たちの日常とは異なる「異世界」でありながら、そうした世界は現実に存在していた、あるいはしているというところにある。 個人の好みではあるが、私はそうした「まったく知らないけれど、現実に存在していた世界」との邂逅が好きである。 こうした海外文学を読む喜びを感じさせてくれた一 […]

  • 2022年3月27日
  • 2022年10月19日

異質なファンタジーとの出会いーチュツオーラ『やし酒飲み』あらすじ・感想

わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった。わたしの生活は、やし酒を飲むこと以外にはすることのない毎日でした。 「アフリカの外で初めて英語で出版されたアフリカの小説」(Wikipediaより)であるという、ナイジェリアのエイモス・チュツオーラによる小説『やし酒飲み』は、上に掲げたような特徴的な文章から始まる。 […]

  • 2021年9月21日
  • 2022年9月14日

クッツェー『恥辱』あらすじ・感想ー現実にどう向き合うか

都内の大学の教授が過去に教え子と性的関係を持ち、教え子から告発されたらしい。申し立てが事実なら、大学から追われることになるだろう。 ところで、「大学教授が学生に手を出して懲戒処分になる」ところから始まる小説といえば、ノーベル文学賞作家ジョン・マクスウェル・クッツェーによる『恥辱』である。 もっとも、この小説で「大学教授 […]

  • 2021年2月14日
  • 2022年10月18日

クッツェー『マイケル・K』あらすじ・感想ー人はどう生きるか?

ひさびさにノーベル文学賞作家の作品を紹介したい。 今回紹介するのは、南アフリカの作家J.M.クッツェーの『マイケル・K』だ。 内戦下の南アフリカを舞台にした小説で、やはり日本の小説にはない魅力がある。 『マイケル・K』あらすじ 『マイケル・K』感想・考察 内戦下の南アフリカ マイケルは現代の伯夷・叔斉である 医師から見 […]