プロ野球選手の登場曲に使いたい洋楽【12選】

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プロ野球選手になることを現実的な夢として夢見たことがなくても、「プロ野球選手になったらあの登場曲を使いたい」と妄想したことがある人は、意外といるのではないだろうか。私もその一人である。

そのようなわけで、この記事はプロ野球選手の登場曲に使いたい曲を妄想する記事である。

 

ところで現在のプロ野球で有名な登場曲を挙げれば、山崎康晃投手(横浜Dena)のZombie Nation (Kernkraft400)などが挙げられるだろう。ファンがこの曲と同時にジャンプする「ヤスアキジャンプ」は、もはやハマスタの名物である。

このような登場曲は、味方ファンを盛り上げ、相手チームを威圧するような曲であることが求められている。

 

チームによって登場曲が流される時間はさまざまであり、長い場合も短い場合もある。

しかしここでは、長く流してもらえると仮定して、サビだけ流せばよいのではなく、イントロからだんだん盛り上がる曲を紹介していきたい。

 

このような前提を踏まえて、以下、私の主観による「プロ野球選手のの登場曲にしたい曲」を紹介していこう。せっかくの機会であるので、この記事ではプロ野球12球団にちなんで12曲紹介したいと思う。

1.The Killing Moon (Echo & The Bunneymen)


Echo & The Bunnymen – The Killing Moon (Official Music Video)

イントロから盛り上がる曲として理想を満たしているのが、このThe Killing Moonである。

エキゾチックなイントロから次第に盛り上がり、サビに入ったあたりで投球練習が終了すれば最高である。

歌詞も、簡単に言えば「お前を俺の思い通りにしてやる」という内容(詳しくは他の歌詞サイトを参照いただきたい)という内容であり、クローザーの登場テーマとして申し分ない。

なお、この曲はイギリスのロックバンドであるエコー&ザ・バニーメン(通称エコバニ)の3rdアルバムOCEAN RAINからの一曲であり、バンドで最も有名な曲の一つである。このアルバムは高いレベルでまとまった名盤であり、この曲に興味を持ったならぜひアルバム全体を聞いてみてほしい。

2.The Final Countdown (Europe)


Europe – The Final Countdown (Official Video)

ベタだが、ファイナル・カウントダウンはやはり捨てがたい。

西武ライオンズなどでは9回になると流れるようにクローザーの鉄板曲であるが、個人的にこの曲は巨人時代のラミレスが使っていた印象も強く、強打者の登場曲に使ってもよいとは思う。

「ファイナル・カウントダウン」は試合を決定づけるクローザーや強打者の登場曲にふさわしい。

この曲はスウェーデンのメタルバンドであるヨーロッパの一曲。この曲はバンド最大のヒット曲であるが、これが収録されている3rdアルバムザ・ファイナル・カウントダウンは名曲揃いであり、おすすめである。

3.Power (Kanye West)


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三曲目は若干趣向を変えて。ヒップホップ・ラップの大御所であるカニエ・ウェストのPowerを推したい。2015~17年にかけてマーリンズのクローザーを務めていたA.J.ラモスの登場曲でもあったようである。

詞も若干アウトローな感じでよい。

この曲を収録しているアルバムは「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」であるが、このアルバムはカニエのキャリアの最高傑作のひとつであろう。なお、この曲はキングクリムゾンの「21st century schizoid man」がサンプリングされているが、キングクリムゾンの名盤「In The Court Of The Crimson King」も合わせてお勧めしておきたい。

4.Wake Up (Rage Against the Machine)


Rage Against the Machine – Wake Up (live)

最高のイントロ。相手に与える威圧感で右に出るものはないだろう。

この曲は、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの1stアルバム「RAGE AGAINST THE MACHINE」収録の一曲。アルバムのカバージャケットがベトナム人僧侶の焼身自殺の場面であることからもわかるように、このアルバム、そしてこの曲は過激で政治的であり、反体制的だ。

それが、この曲の持つ威圧感の所以といっても過言ではない。こんな曲で守護神や強打者が登場してきたら、相手は嫌でたまらないだろう。

5.Run Like Hell (Pink Floyd)


David Gilmour – Run Like Hell Pompeii 2016

ピンク・フロイドの名盤「ザ・ウォール」の最後の方にある曲。このアルバムは、二枚組アルバムとしては歴代一位の売り上げを誇る名盤である。

ロジャー・ウォータースが製作を主導し、陰鬱で内省的な曲が多いこのアルバムの中で、このRun Like Hellはデヴィッド・ギルモアがクレジットされている数少ない曲である。それゆえこの曲はディスコ調でポップな印象を与える。

しかし、曲のは不気味も十分に醸し出している。歌詞の内容も、恣意的に解釈すれば「You’d better run」(逃げた方がいい)と相手を威圧する内容でありエースピッチャーやクローザー、強打者の登場曲にぴったりである。

6.The Show Must Go On (Queen)


Queen – The Show Must Go On (Official Video)

これはイントロのかっこよさ、壮大さだけで選んでいる。

言わずと知れた、伝説のロックバンド・クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーの絶唱としても知られるこの曲はアルバムを締める曲として最高である。

一方、The Show Must Go On(ショウは続く)という意味を考えれば、試合を終わらせるクローザーの登場曲にはふさわしくないかもしれないが、敗色濃厚の試合で打者の登場曲として流れたら盛り上がるに違いない。

 

フレディ・マーキュリーの絶唱を使うのは「通」という感じがしていいのではないか。この曲が収録されているアルバム「イニュエンドウ」は、フレディ存命中最後のアルバム。 また、この曲は映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも終幕で使用されていたのが印象深い。

7.Days Are Forgotten (Kasabian)


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これもイントロが独特である。奇声ともとれる音がイントロで流れる曲は、なかなか珍しいだろう。

カサビアンはイギリス・レスター出身のバンド。野球というよりは、サッカー・プレミアリーグで岡崎慎司選手が在籍していたレスターが優勝した時にコンサートを開いていたイメージが強い(もっとも、イギリスのバンドに付いてまわるスポーツのイメージは大方サッカーであり、野球であることはまずないが)。

この曲は彼ら1st「Kasabian」からの一曲。

カサビアンの曲の特長は、「良曲でなくてもかっこいい」ということにある。暴論だができれば全部聴いてほしい。

8.Livin’ On A Prayer (Bon Jovi)


Bon Jovi – Livin’ On A Prayer (Live on Letterman)

Whoah!って叫ぶ曲である。おなじみ。

ボンジョビのアルバムとしては、このリヴィン・オン・ア・プレイヤーが収録されている「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」(原題はSlippery When Wet)がおすすめであるが、ベストアルバム「Bon Jovi Greatest Hits」なども「It’s My Life」などが収録されていておすすめ。

ちなみに現役選手では、日本ハムの大田泰示選手がボンジョビを登場曲に使っているイメージがある。

9.Map Of The Problematique (Muse)


Muse – Map Of The Problematique [Live From Wembley Stadium]

個人的な好みでこの曲を選んだが、ミューズの曲はどれも壮大で、打者の登場曲としては使いにくい気もするが、ピッチャーの登場曲には申し分ない。

この曲はミューズの4thアルバム「Black Holes & Revelations」からの一曲。このアルバムは、比較的ダンス要素が多いアルバムで、投手の登場曲として選びたい曲がそろっていると思う。最初に述べたとおり、ミューズの曲は可能性を持った曲が多いのでぜひ他の曲も「MUSE GREATEST HITS」などで聞いて見てほしい。

10.Owner Of A Lonely Heart (Yes)


Yes VEVO – Owner Of A Lonely Heart

これは完全にイントロだけで選んでいる。

代表的なプログレッシヴバンド、イエスによる1980年代を代表する名曲。この曲は「90125」(邦題は「ロンリー・ハート」。原題の数字に特に意味はなく、要は無題)というアルバムに収録されており、この曲で使用された「ジャン!」というサウンドは「オケ・ヒット」と呼ばれるもので、邦楽シーンにも大きな影響を与えた。

ちなみに、ジョジョの奇妙な冒険でEDに使われたことで知られる「Roundabout」も、彼らによる曲である。

11.Planet Telex (Radiohead)


Radiohead – Planet Telex (Live at Coachella 2004)

これもイントロがいい。レディオヘッドの歴史に残る名盤であるザ・ベンズの冒頭を飾る曲。

歌詞は必ずしもプロ野球選手にふさわしいとは言えないが、相手を威圧し自己陶酔に浸るには十分な曲である。レディオヘッドといえば「Creepが有名で、登場曲としてもMLBを代表する捕手であったピアジンスキーが使用していたイメージがあるが、個人的にはこのPlanet Telexを推したい。

12.Back In Black (AC/DC)


AC/DC – Back In Black (Official Video)

AC/DCの曲は基本的に王道を行くギターリフと志やシャウトで構成されており、プロ野球選手の登場曲として外れがない。

事実、メジャーリーグでもよく使われており「Hells Bells」などはマリアノ・リベラに次ぐ通算セーブ記録を持つトレバー・ホフマンが登板曲として使用したことでも知られている。

この二曲も収録されているアルバム「Back In Black」は、これ以外にも十分な威圧感を持つ曲ばかりであり、ぜひ参考にしていただきたい。

AC/DC GREATEST HELL’S HITS [2CD][Digipak][Import]

 

以上、途中から筆者の好きな曲の紹介になってしまった感は否めないものの、「イントロが盛り上がる、プロ野球選手の登場曲にしたい曲」12曲を紹介させていただいた。

 

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