• 2021年8月7日
  • 2022年10月18日

ショートショートの神様・星新一はワクチン陰謀論も描いている

コロナ禍という不運 新型コロナウイルスの流行に見舞われるなんてつくづく運の悪い人生だと思う。 しかも私の場合、20代前半というバラ色のはずだった(!)時期を、自粛一色に染められるなんて! もしコロナがなければ、新たな出会いもあっただろうし、海外旅行に行ったり豊かな体験をできるはずだったと思う。そう思うと憤懣やるかたない […]

  • 2021年7月22日
  • 2022年10月18日

【名曲ランキング】ビートルズの個人的おすすめ曲20選

タイトルの通り、ビートルズの名曲を独断と偏見で紹介する。 ビートルズをあまり聴いたことがない方には、このランキングを見て「こんな曲もあるのか」と思っていただきたいし、ビートルズのファンには、このランキングを見て「こいつとは感性が合うな」と思ったり、あるいは「この選曲は理解できないな」などと自由に感じていただければ幸いで […]

  • 2021年7月12日
  • 2022年10月18日

ビートルズの『Let It Be』と『Let It Be… Naked』はどちらがいいのか

忙しくても楽しめるのは、書籍と違う音楽の良さである。最近は何か用事をしながら音楽を聴くのを楽しみにしている。 保守主義者?(懐古主義者?)なので最近はThe Beatlesばかり聴いていたのだが、今まであまり好きでなかった『Let It Be』(曲じゃなくてアルバムの方)が、意外といいアルバムなのではないかと思うように […]

  • 2021年4月11日
  • 2022年10月18日

【完結】『進撃の巨人』に残された未解決の謎について考察してみる

『進撃の巨人』が完結した。この作品が、少年漫画史に残る傑作であることに疑いの余地はない。何よりも『進撃の巨人』が傑出しているのは、精緻に組まれた物語の中で、次々と伏線というか謎が解明されていき、全体像が見えていった点である。物語が結末するにあたって多くの謎が解明されたが、一方で残された謎もある。 というわけで、『進撃の […]

  • 2021年3月31日
  • 2022年10月18日

カズオ・イシグロ『クララとお日さま』の不気味さ【感想・考察】

カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞してから初の長編小説である『クララとお日さま』が、ついに刊行された。 「AIと少女の交流を描く感動の物語」という触れ込みの本作品だったが、実際に読んでみると、かなり不気味な作品である。「美しい小説」を求めている人より、ミステリーやSFを求めている人にお薦めしたい小説である。 今回は […]

  • 2021年2月26日
  • 2022年10月18日

【Kindle版で入手可能】プロジェクトXは書籍版も面白い!

小学校高学年の親戚に何か本をプレゼントしようと思った時に、自分が小学生の頃に夢中で読んだ本を思い出した。 フィクションはいろいろあるけど、ノンフィクションも捨てがたい。 自分が一番夢中になって読んだノンフィクションは、NHKの『プロジェクトX』の書籍版である。夜更かしするほどのめり込んで読んだのを覚えている。 それで、 […]

  • 2021年2月21日
  • 2022年10月17日

文庫1冊以内! 初心者におすすめの海外文学10選【地域別】

海外文学の名作といわれる作品には、長くて読み始めるのに勇気がいる作品が多い。でも、読んでみると日本の小説と違った面白さがある。 今回は、文庫本一冊で読める、はじめて海外文学を読むという方にも遠慮なくお薦めできる海外文学を紹介したい。 以前より、このブログの「海外文学ランキングベスト100」の記事でもレビューを更新してい […]

  • 2021年2月18日
  • 2022年10月19日

人間性と芸術のあいだーモーム『月と六ペンス』あらすじ・感想

タイトルが秀逸な小説と聞かれて真っ先に思い浮かぶのが、サマセット・モームの『月と六ペンス』という小説だ。 この小説は、パリでの実業家生活ののち画家に転身し、晩年はタヒチで暮らした画家ポール・ゴーギャンをモデルにした小説だ。今回は、この小説について個人的な偏見も交えつつではあるが、紹介していきたい。 『月と六ペンス』あら […]

  • 2021年2月18日
  • 2023年2月12日

男も憧れるカッコよさ―『シラノ・ド・ベルジュラック』あらすじ・感想

エドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』は、男のロマンみたいなところがある。 容姿に恵まれない主人公の恋が実る話だからだ。でも、そんな「ありがちの話」と思ってもらっては、困る。シラノ・ド・ベルジュラックの内面は本当にかっこいいのだ。やっぱり、この作品はものすごい名作だ。 『シラノ・ド・ベルジュラック』あら […]

  • 2021年2月17日
  • 2022年9月14日

ブコウスキーの『パルプ』は最低で最高の探偵小説である【あらすじ・感想】

酒と女と競馬ばっかり描いたチャールズ・ブコウスキーという作家がいる。要するに、くだらない小説をたくさん書いた作家だ。 彼の代表作にして遺作『パルプ』も、そんな小説だ。手持ちのちくま文庫の帯には「最高にサイテーな傑作」と書いてあるが、まさにその通りだろう。 この小説、探偵小説なのだが、主人公はどうしようもなくしょうもない […]