- 2026年3月25日
【完結】『チェンソーマン』第2部は失速したのか?最終話感想・考察《藤本タツキ作品における信仰と幻滅》
『チェンソーマン』第2部が完結した。そして、日本の漫画史上に残る『チェンソーマン』という作品自体も幕を閉じた。 『チェンソーマン』は漫画史上に残る作品だと書いた。しかし、それには複数の意味がある。この作品の第1部は、少年漫画の傑作として永く記憶されるだろう。しかし、この作品の第2部は、単体で見れば傑 […]
『チェンソーマン』第2部が完結した。そして、日本の漫画史上に残る『チェンソーマン』という作品自体も幕を閉じた。 『チェンソーマン』は漫画史上に残る作品だと書いた。しかし、それには複数の意味がある。この作品の第1部は、少年漫画の傑作として永く記憶されるだろう。しかし、この作品の第2部は、単体で見れば傑 […]
2025年という、戦後80年という節目の年を迎えた。私は戦時下の記憶を持つ祖父母に接して育ち(祖父母も当時はほんの子どもだったのだが)、戦時下の体験というものを、ある程度身近に感じて育ってきた。しかし、私より下の世代にとって、戦争はもっと遠い存在なのだと思う。 思えば私が子どもの頃は、(ほぼ会話を交 […]
いま私が読んでいる連載中のマンガの中で、圧倒的に面白いと思うのは『ふつうの軽音部』(原作:クワハリ、漫画:出内テツオ 『少年ジャンプ+』掲載)である。 この記事を書いているのは第70回が終わった時点だが、このマンガには毎回感動させられている。 なぜ『ふつうの軽音部』は面白いのか。それは、このマンガを […]
2020年にKindle Paperwhiteを購入してから、約4年半が経った。 旅行先にも持っていくくらい気に入って、どれくらい使用するかはその日によるが、ほぼ毎日Kindle Paperwhiteで本やマンガを読む生活を続けていた。だが、マックスで充電しても4時間程度しか使うことができなくなって […]
『推しの子』が、昨日完結した。 その評判について客観的に書き残すと、SNS上では、「最終回で失速した」など、かなり炎上気味になっている。実際、なぜアクアとルビーが転生できたのか、ツクヨミの正体など、最終回を読んでも明かされなかった要素や伏線が多い点は個人的にも少し残念ではあり、そうした点が「投げやり […]
私は幼少期よりジャンプよりサンデーが好きだった。サンデーの方が、ジャンプよりも良くも悪くも「ゆるさ」があったのだと思う。 そんなサンデーの中で私にとって思い出深いマンガの一つがが、若木民喜先生の『神のみぞ知るセカイ』という漫画である。 私は、このマンガはラブコメディのあらゆる要素を含ん […]
手塚治虫の作品の中でも、最も悪名高い(?)問題作の一つは、『奇子』(あやこ)だろう。 悪名高い、問題作という言葉について誤解のないように書いておくと、この作品は、手塚治虫作品の中で劣っているなどということではない。最高傑作とは言えないとしても、手塚治虫が描いた成人向け漫画の中で屈指の名作の部類である […]
昨日レーモン・クノーの『地下鉄のザジ』の紹介をしたので、今回はクノーの『文体練習』という本について紹介しようと思う。 この本は、小説でもエッセイでもない。 ではどのような本なのかというと、この本は同じ内容の文章を、99通りの別の書き方で書いた、まさに「文体の教科書」なのである。 今回は『文体練習』に […]
◆この記事は◆ あだち充先生(以下、敬称略)の名作ランキングベスト10をご紹介します! 「一番好きな漫画家」を聞かれたら、私は「あだち充」と答えます。 あだち充作品は、ごく初期の作品を除いてすべて読んできました。 なぜあだち充作品が好きなのかというと、個人的な事情としては、家族・親戚にファンが多かっ […]
2015年にノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシェーヴィチの代表作であるノンフィクション『戦争は女の顔をしていない』は、岩波現代文庫からも出ているが、KADOKAWAからコミック版(作画・小梅けいと)も出ている。 ここでは、原書とコミック版とを比較しつつ、二つの『戦争は女の顔をしていない […]