不眠の子守唄

海外文学などの書評や洋楽のレビューを書いているブログ。

【洋楽】ゲイ、バイセクシャルの男性ミュージシャン10人と名曲まとめ

タイトルの通り、ゲイ(またはバイセクシャル)であることを公言しているか、死後明らかになっている男性ミュージシャンについてのまとめです。 私は同性愛者ではないので、マジョリティである非同性愛者がこうしたことを書くのは、いわゆる文化の盗用(カル…

ラテンアメリカ文学の伝説的作品『ペドロ・パラモ』を読む【あらすじ・感想】

「面白いストーリー」と「面白い文学」は違う。 ーーということを最も強く実感するのは、中南米の小説を読んでいる時だ。 今回紹介するフアン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』という小説は、ノーベル文学賞作家ガルシア・マルケスやバルガス=リョサをはじめ…

ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』あらすじ・感想ー子どものままでいることの罪

ドイツのノーベル文学賞受賞作家、ギュンター・グラス(1927~2015)の代表作に『ブリキの太鼓』という作品がある。 (映画化されているものも有名だが、この記事では原作の小説のみ取り扱う) 一行で解説すると、この小説は「主人公が生まれながらの超能力…

あだち充のおすすめ作品10選【ランキング】

◆この記事は◆あだち充先生(以下、敬称略)の名作ランキングベスト10をご紹介します! 「一番好きな漫画家」を聞かれたら、私は「あだち充」と答えます。 あだち充作品は、ごく初期の作品を除いてすべて読んできました。 なぜあだち充作品が好きなのかという…

人類の脳は、現代社会を生きるには欠陥が多すぎるー『スマホ脳』書評・感想

私は無神論者ではないが、それは死後の世界の存在を信じたいという意味におけるものであって、現世に神が介入することがあるとはないと考えている。そして、私たち人間が神の特別な被造物であるとも考えていない。 私がそう考える理由の一つは、私たち(ある…

芥川賞・直木賞・本屋大賞の違い【どの受賞作を読むべき?】

◆この記事は◆現在の日本で最も話題になる文学賞である「芥川賞」「直木賞」と「本屋大賞」について、その違いをご紹介します! 「芥川賞」「直木賞」と「本屋大賞」、耳にしたことがある方がほとんどだと思いますが、意外とこれらの賞の違い(特に芥川賞と直…

チェーホフ『ワーニャ伯父さん』あらすじ・感想ー絶望の中で生きるということ

先日、映画『ドライブ・マイ・カー』を観た。この映画の中で重要なモチーフとなっているのが、チェーホフの戯曲『ワーニャ伯父さん』であるが、この作品の内容が気になったので積読していたこの本を読んでみた。 今回は、『ドライブ・マイ・カー』で言及され…

【コミックと原書の違い】『戦争は女の顔をしていない』解説・感想

2015年にノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシェーヴィチの代表作であるノンフィクション『戦争は女の顔をしていない』は、岩波現代文庫からも出ているが、KADOKAWAからコミック版(作画・小梅けいと)も出ている。 ここでは、原書とコミック版…

ザ・スミス(The Smiths)の名盤・名曲おすすめランキング【死にたくなったら聴く曲】

「好きなバンド」を聞かれたときに、公言しても何も問題ないバンドと、やや公言するのが憚られるバンドがある。 イギリスのロックが好きだと言った場合、たとえばビートルズは好きだと公言するのに何も問題はない。聞いた人に「何そのバンド?」と思われる恐…

学習まんが『日本史探偵コナン』評価・レビュー【小学校低学年にはおすすめ!】

◆この記事は◆ 『日本史探偵コナン』(小学館)を読んだので、その評価について書きます! 小学生の親戚にプレゼントする本を考えていた時に、小学館から『日本史探偵コナン』という学習漫画が出ていることを知りました。 私自身、小学生時代に学習漫画はよく…