- 2026年3月22日
E.T.A.ホフマン『マドモワゼル・ド・スキュデリ』あらすじ・感想《推理小説の“真の起源”を探る》
推理小説の元祖として広く知られているのは、エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』(1841年)だろう。名探偵デュパンが登場し、密室で起きた凄惨な殺人の謎を、読者とともに論理的な推理で解き明かしていく。もちろん、今読めば『モルグ街の殺人』は平凡で古びた作品に思えるかもしれないが、それはむしろこの作 […]
Kindle Unlimitedo読み放題で読むことができる本を紹介しています(配信元の都合で、読み放題で配信されていなくなっている場合があります)。
推理小説の元祖として広く知られているのは、エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』(1841年)だろう。名探偵デュパンが登場し、密室で起きた凄惨な殺人の謎を、読者とともに論理的な推理で解き明かしていく。もちろん、今読めば『モルグ街の殺人』は平凡で古びた作品に思えるかもしれないが、それはむしろこの作 […]
ジョージ・オーウェルの『1984』といえば、現代の監視社会などを予言した小説として有名である。 私は5年前に、このブログで『1984』について書いたことがある。その時、私がオーウェルが『1984』の中で提示した概念の中で、最も現代性があると感じたのが「二重思考」や「ニュースピーク」という概念だった。 […]
仕事をしたくない! ということで、仕事をしない奇人を描いた短編小説を紹介したい。 ハーマン・メルヴィルが1853年に発表した短編小説『書記バートルビー』(Bartleby)である。170年も前の、わずか100ページの作品でありながら、いまもなお多くの批評家に言及される小説である。そして、いま読んでも […]
特に条件もなく、アメリカ文学のおすすめ作家を誰か一人挙げてほしいと聞かれたら、結局エドガー・アラン・ポーの名前を挙げるかもしれない。 エドガー・アラン・ポー(1809-1849)は、1776年のアメリカ建国以後、アメリカで文筆によって生計を立てようとした最初期の作家の一人である。ポーの名前を挙げる理 […]
2020年にKindle Paperwhiteを購入してから、約4年半が経った。 旅行先にも持っていくくらい気に入って、どれくらい使用するかはその日によるが、ほぼ毎日Kindle Paperwhiteで本やマンガを読む生活を続けていた。だが、マックスで充電しても4時間程度しか使うことができなくなって […]
メアリー・シェリーが『フランケンシュタイン』(原題は『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』)という小説を、自らが女性であることを隠して刊行したのは1818年のことだが、それから200年以上が経ってからも、この小説は非常に現代社会に対しても示唆に富んだものである。 ちなみに「フランケンシ […]
ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』 は、ちょうど今から100年前を舞台にした小説である。 この小説は、近代文学を代表する作品であるジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』同様、ある一日を「意識の流れ」と呼ばれる手法で描いた小説である。ちなみに『ダロウェイ夫人』の舞台は1923年6月13日で、ぴった […]
あまりにも有名だが、ドストエフスキーは、かつて死刑囚であった。 若き日のドストエフスキーは、ペトラシェフスキーの主宰する社会主義サークルに所属し、皇帝(ツァーリ)の統治下にあって、社会の変革を目論んだために官憲に逮捕された。ペトラシェフスキーはじめ、ドストエフスキーらサークル員は死刑判決を受けたが、 […]
政府なんて無いほうがいいのではないかと思わずにいられない出来事が世界で起きている。無政府主義こそが理想なのかもしれない。 しかし、現実には「無政府主義」が想像した通りの理想的なものにはならないだろう、ということは理解している。 無政府主義は理想だとしても、実現はしない。 それと同様に、「ほんとうの無 […]
かつて進路について考えていたころ、ある人から「一番難しい目標を目指せ」と言われたことがある。 「難しい目標」はそのタイミングを逃したら叶えることができないが、そこまで難しくない目標であれば、難しい目標に夢破れた後でも叶えることができるかもしれない。人生その時その時で、一番難しい目標に挑戦することが大 […]